ざっくりとしたNISAの成長投資枠1,200万円の使い方としては、VYMに600万円それ以外に600万円としています。
現金がたくさんあれば深く考えずに毎年240万円ずつ投資していこうとなりますが、現状では投資に使うことができる現金がほとんどないのでやり繰りが必要となります。
やり繰り方法は2種類あります。
(1)旧NISA口座からNISA口座への買い替え
(2)特定口座からNISA口座への買い替え
(1)の旧NISAからNISA口座への買い替えは特に問題なく進めます。
旧NISAは取得時から5年間有効なのでタイミングを見てNISAに買い替えます。
問題は(2)の特定口座からNISA口座への買い替えです。
含み益がある銘柄を買い替える場合、売却時に税金を取られてしまいます。
払った税金を取り返すためにどれだけかかるかが問題です。
私が特定口座で保有する三菱商事を例に考えてみます。
取得単価800円で300株保有し株価を2,400円とし、1株あたりの配当を70円とします。
配当は変わらずとします。
①まずは売却します。売却益は、( 2,400 – 800 ) × 300 = 480,000
②売却益に対する税率を20%とすると支払う税金は、480,000 × 0.2 = 96,000
③NISA口座にある場合に支払いが免除される年間配当に対する税金は、70 × 300 × 0.2 = 4,200
③を④で除すと96,000 ÷ 4,200 ≒ 22.8
配当が変わらないとすると23年かかることになります。
おそらく当面は増配が続くと思われますが、特定口座からNISA口座に買い替えて配当で元を取ろうとすると時間がかかることが分かります。
買ったタイミングや昨今の株高により含み益が増えているため、買い替えることがプラスになるのか考えてしまい行動に移すことを躊躇させています。
入金力がない人間の宿命でしょうね。
コメント