以前に同僚だったビルメンから連絡がありご飯を食べました。
責任者が客から怒られた話を聞きました。
責任者が客から「イベントで使っているプロジェクターの動作が不安定で困っている」と言われました。
どうやら映像が映ったり消えたりを繰り返しているとのこと。
まず考えられるのはプロジェクターの不具合ですが、前日は使えていたのでプロジェクターの不具合はなさそう。
次に考えられるのは設備の不具合です。
動作が不安定ということは電圧が低いことが考えられます。
そこで電圧を測ったら96Vしかありませんでした。
電圧が低いから動作が不安定だったと考えられます。
標準電圧は101±6ボルトなのでギリギリです。
そこで責任者は客に動作が不安定な理由を電圧が低いからと説明しましたが、その説明が客を怒らせてしまいました。
電圧が低いのは設備の問題じゃないのかと。
責任者が電圧が低かった理由を説明できればよかったのですが、明確な説明をすることができなかったらしい。
どうやら責任者は経験2年でありながら適任者がいないために責任者になったようです。
電圧が低かった理由は客がプロジェクターを映すのに延長コードを使っていたため電圧降下を起こしていたからでした。
電圧降下は「電線が細いほど」「電線が長いほど」「使用電流が大きいほど」大きくなります。
例えば1.25m㎡で30mの延長コードで使用電流が10Aだと電圧降下は約8.5Vにもなります。
つまり客側に問題があった訳ですが電圧降下の理由を説明できなかったため責任者が怒られてしまったのです。
責任者の勉強不足が招いた訳ですが、経験2年で責任者というのはちょっと早すぎたと思います。
それだけ会社が人材不足ということなのでしょう。
もし私が経験2年のビルメンで責任者を打診されたら即断るでしょう。
それで辞めろと言われたらやめて転職しますw
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