「アドマイヤ」の冠名で知られる近藤利一(りいち)オーナーが17日早朝に大阪市内の病院で亡くなったことが、分かった。77歳だった。今夏にがんであることを公表し、闘病生活を送っていた。
名物馬主だった近藤利一氏が亡くなったとの報道がありました。
彼は「アドマイヤ」の冠号で数々の名馬の馬主でした。JRAのG1においても、日本ダービーを始めとしてG1馬を数多く所有していました。所有馬のJRAでのG1勝利は下記の通りです。
※アドマイヤムーンのジャパンカップはゴドルフィンにトレード後なので打ち消し線にしています。
・アドマイヤドン(朝日杯3歳S、フェブラリーS)
・アドマイヤベガ(日本ダービー)
・アドマイヤコジーン(朝日杯3歳S、安田記念)
・アドマイヤリード(ヴィクトリアマイル)
・アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯X2)
・アドマイヤマックス(高松宮記念)
・アドマイヤジュピタ(天皇賞春)
・アドマイヤマーズ(朝日杯FS、NHKマイルカップ)
・アドマイヤムーン(宝塚記念、ジャパンカップ)
近藤氏は高額の競走馬を所有する一方で、歯に衣着せぬ発言でトップジョッキーと確執があったと言われています。武豊や元騎手の藤田伸二などが有名です。
アドマイヤの近藤利一氏…
今朝、亡くなった…
色々ありましたが、大変お世話になったオーナーです。
ご冥福をお祈りします🙇🏻
— 藤田 伸二 (@FujitaOfficial) November 17, 2019
武豊とは、アドマイヤオーラの皐月賞とアドマイヤムーンのクイーンエリザベス2世Cでの騎乗を批判したことにより、両者に溝ができたと言われています。その後は両者とも成績が芳しくない状態が続きましたが、武豊はキタサンブラックの主戦を務めるなど見事復活し、今年もフェブラリーSと菊花賞でJRAのG1を2勝しています。近藤氏は高額の馬を買ってはいますが、結果が伴っているとはいえないです。
近藤氏は去年はセレクトセールで5億8000万円の馬を買い、今年も3億6000万円の馬を買いましたが、両馬のレースを見ることなく亡くなってしまいました。
残る大物馬主は金子氏と里見氏くらいになってしまったなぁ。
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