「はい。事実です。今年8月22日に自己破産しました」
本誌の問いかけに、一場靖弘(37)はそう答えた。
明治大学時代の一場は10年に1人の選手と言われていました。4年の時には春だけで107奪三振を記録し、8勝3敗で完全優勝を果たしました。大学通算379奪三振は当時の歴代5位の記録でした。
将来的にも有望な選手であった一場に対して、巨人、阪神、横浜から栄養費と呼ばれた裏金を与えていたことが判明します。
そのためドラフト会議では裏金を出した球団の指名はありませんでしたが、この年に新規参入した楽天に自由獲得枠で入団しました。
その後はヤクルトに移籍したりしながら、2005年~2012年の現役生活で16勝を挙げました。10年に1人の選手にしては物足りないですね。
そして、楽天在籍時にマンションを購入していましたが、東日本大震災で半壊扱いになったため売却しましたが、スルガ銀行で借りたローンの残りを払いきれなくなり、自己破産したということのようです。
ちなみに現役引退後は、看板製作会社 → 電気機器販売代理店 → 外資系保険会社と働き、11月から芸能事務所に所属しながらYoutuberとして活動しているとのことです。
一場靖弘のBASEBALLチャンネル
私が確認した時点で、チャンネル登録者数が約800人程度とYoutubeで金を稼いで生計を立てていくには不可能なレベルです。しかも再生回数も2週間たっているのに3000回にも届いていません。
元プロ野球選手のYoutubeで人気があるチャンネルは、
・解説者としての実績がある(有名である)
・トークが面白い、上手い
・人脈がある
が備わっていますね。技術的なことに関しては、元プロなので概ね兼ね備えているわけで、差別化にはあまり結びついていないと思います。
一場本人としては、高校野球の指導者になることが夢のようですね。Youtubeは夢をかなえるための手段の一つなのかもしれません。
ただ、栄養費の問題だけではなく自己破産もしているので、イメージは非常に悪いと思います。
栄養費問題や自己破産問題とお金に翻弄させられた人生ですね。プロ在籍中に将来の人生設計について考えさせるべきでした。
余談ですが、一場の栄養費問題で騒がれていた2004年でしたが、横浜のドラ1の那須野が入団の際の契約金が5億3000万円だったという問題も発生していました。
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