横山典弘騎手が代役の息子武史へエール/ダービー
今度の日曜日は、競馬関係者にとって夢の舞台である日本ダービーが行われます。
競馬発祥の地であるイギリスでは、「ダービー馬のオーナーになることは一国の宰相になることより難しい」と言われるくらいです。
そんな憧れの舞台であるダービーに、ベテランの横山典弘騎手がリオンリオンという馬で挑戦するはずでした。
リオンリオンを管理するのが、横山典弘騎手と騎手時代同期だった松永幹夫調教師です。
松永調教師は騎手時代にはトップジョッキーとして1428勝、G1も勝っています。有名なのは、牝馬のヘヴンリーロマンスで勝った天皇賞・秋で、観戦に来ていた現・上皇さま、上皇后さまに対し、ヘルメットを胸に抱えて馬上から最敬礼を行ったことがありました。
横山騎手と松永調教師の同期コンビでダービーに挑めるのは、最高な訳です。
ところが残念なことに横山騎手は騎乗停止になってしまい、ダービーの騎乗はできなくなりました。当然落ち込みますが、ここで奇跡が起こります。
馬主と調教師の計らいで、横山騎手の息子の横山武史騎手が父親に代わりダービーで騎乗することができるようになりました。親としてはこれ以上ない喜びでしょう。
武史騎手は3年目でのダービー騎乗となります。死ぬほど緊張すると思いますが、納得のいく騎乗をしてほしいものです。
長すぎる前振りでしたが、本題に入ります。競馬歴25年なので、競馬に関して書きだすと、どうしても長くなってしまいますw
実は典弘騎手の父親も元騎手でした。ということで、典弘騎手は父親からアドバイスを受けることがあったようです。父親は騎手として結果を出してきたので、オークスでアドバイスに従って騎乗したら6着に敗れました。ちなみにその時勝ったのは、同期の松永現調教師のイソノルーブルでした。
その後、エリザベス女王杯は自分を信じて騎乗したら勝利することができました。
その時に典弘騎手が思った「アドバイスはいいことばかりじゃないってこっちも思ってる」が個人的に好きです。
アドバイスが悪いとは思いませんが、自分を信じることも大切だと思います。
なお、サートゥルナーリアという化物がいるので、リオンリオンがダービーに勝つことは難しいと思われます。
サートゥルナーリアがどんな馬かを書き出すとキリがないので止めておきます。
今から日本ダービーが楽しみです。
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