潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患をIBDと言いますが、IBD患者のためのコミュニティでIBDで生命保険に加入できるか投稿している方がいました。
IBDは指定難病なので生命保険に加入することは難しいです。
そりゃ難病患者は保険を使う可能性が高いですから当然と言えます。
しかし少数ではありますがIBD患者でも加入できる保険会社があるようです。
健康な人とくべて割高な保険料を支払うことになりますが。
割高な保険料を支払ってまで生命保険に加入するメリットってあるのかなぁというのが率直な感想です。
入院したので保険金を貰おうとしたところ、保険会社と条件面での相違があって貰えなくて揉めそうな気がします。
保険金支払いの条件が健康な人より厳しいのではと思います。
少なくとも日本にいる限りは
・国民皆保険
・特定疾患受給者証
・高額療養費制度
・傷病手当金
これらの制度をうまく活用すれば生命保険に加入せずとも何とかなります。
特定疾患受給者証を持っていれば、高額療養費制度よりかなり低額の医療費の支払いで済みます。特定疾患に関する治療においては月額の上限が設定されるし、上限に届くまでは医療費の支払いは2割になります。
低収入な私は潰瘍性大腸炎に関する医療費の上限は1万円ですが、1ヶ月間入院しても個室でなければ、支払いは1万円+食事代くらいなので入院していた方が健康な時より生活費がかからないくらいでした。
割高な保険料を支払ってでも生命保険に加入したいという人がいたら、そのお金で資産運用を考えた方がいい気がします。
余談ですが、20代の頃に大手生命保険会社で働いていたことがありました。そこで若手と中堅の職員の会話で「30歳になれば1000万円貰えるようになるよ」って話していたのを聞いて、こいつらの給料のために生命保険に入るのはアホらしいと固く誓ったのであります。
コメント