昨日の競馬のG1朝日杯FSで武豊騎乗のドウデュースが勝利しました。
数多くのG1を制覇してきた武豊が22回目の挑戦でようやく勝つことができました。
これで中央競馬G1では残りはホープフルSのみとなりました。
ホープフルSは新しいG1なので、長らく競馬を見てきた人にとっては、朝日杯FSを勝ったことでG1を完全制覇したと考える人もお多いと思います。
武豊は朝日杯FSを初制覇となったわけですが、これまで5回の2着はありました。
特に2015年の朝日杯FSでは圧倒的1番人気だったエアスピネルに騎乗し、あと少しで勝てるというところでリオンディーズに差されて敗れました。その時のリオンディーズの鞍上はデムーロ兄でした。
そして昨日の朝日杯FSではセリフォスを直線で差して勝ちましたが、2着だったセリフォスの鞍上は短期免許で来日中のデムーロ弟でした。
つまりデムーロ兄が騎乗の馬に差されて敗れたけどデムーロ弟が騎乗の馬を差して勝利したということになります。
エアスピネルで敗れた当時にデムーロ兄のことを「空気の読めないイタリア人がいた」なんて武豊が言っていたことを思い出しました。
武豊をこれまで高額の馬を買って乗せてきた馬主のキーファーズはG1初制覇となりました。キーファーズの目標は武豊で凱旋門賞制覇なので2歳G1制覇は通過点に過ぎないわけですが、キーファーズにとってはG1初制覇の鞍上が武豊というのはたまらなく嬉しいことでしょうね。
朝日杯FSは3歳クラシックに結びつかないなどと言われ、今も昔もクラシックで勝ち負けできるレベルの馬は朝日杯FSに出走しないことが多いです。そのため朝日杯FSって微妙な2歳G1の位置付けであります。中山で開催されていた時代を含めて朝日杯勝ち馬がクラシックを制したのは1993年のナリタブライアンが最後だと思います。
来年のクラシックに向けてはドウデュースと未対戦の強豪はまだまだいるでしょう。そんな強豪を相手にドウデュース来年のクラシックを勝つ姿をぜひとも見たいものです。
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