配当金生活を目指す人なら1度は耳にしたことがあるのが、ARCC(エイリス・キャピタル)です。
ARCCは米国最大のBDC(Business Development Company)で、配当利回りが約9%あります。
正直言ってBDCという言葉は初耳だったので、ググってみました。BDCとは、
のBDCとはBusiness Development Companyの略称で、米国において1940年投資会社法(Investment Company Act of 1940)を根拠法として設立された中堅企業や新興企業等の事業開発を金融面及び経営面からサポートする投資会社のことです。BDCは、1980年に、中小及び新興企業への資金供給等を促す目的で誕生したもので、形態はクローズド・エンド型のファンドであり、ニューヨーク証券取引所やナスダック証券取引所に上場しています。
投信資料館より引用
簡単に言えば、中小及び新興企業のようなリスクが高い企業に融資する代わりに、高いリターンを得ることができるということですね。
配当利回りが9%もあるからリスクは高いのは分かっていますが、資産の中に組み入れたいという人は結構多いでしょう。私もそのひとりです。
今までネット証券最大手のSBI証券での取り扱いがなかったので、ブロガーを中心に要望を出していたようですね。
SBI証券が6月26日にARCCの取り扱いに関して回答しました。
米国株式 エイリスキャピタル(ARCC)の新規取扱いに関して
お客さま各位
平素は当社をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
日頃よりお客さまから銘柄追加リクエストをいただいております、「米国株式エイリスキャピタル(ARCC)」につきまして、採用可否を検討させていただいた結果、当社では同社のBusiness Development Company(BDC)という法人形態は、外国投資法人に該当する可能性があると判断いたしました。これに加えまして、外国投資法人の取扱い時に、日本国内で必要とされる「外国投資法人に関する届出」の提出が当社では確認できていないことから、現時点での取扱いはできかねる旨の判断をいたしましたのでお知らせいたします。
このたびはお客さまのご希望にお応えすることができず、大変申し訳ございません。
お客さまにおかれましては、引き続き当社をご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。株式会社 SBI証券
黄色いマーカー部分が引っ掛かったようです。同じページに取り扱いできない銘柄として、
「外国投資信託に関する届出」がなされていない海外ETF及び海外REIT、Business Development Company(BDC)
という記述があります。
「外国投資信託に関する届出」が解決されない限りは、SBI証券での取り扱いはできないということになるようです。
マネックスや楽天証券では取り扱っているようですので、どうしてもという方はそちらで売買すればいいかなと思われます。
SBI証券で取引している人間にとっては残念なお知らせでした。
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