この時期になると内定取り消しに関して思い出すことが2つあります。
1つ目は新卒で入社した会社でのことです。
私が新卒で入社した会社は同じ大学から私を含めて4名が入社予定でした。
3月のある日に大学で同じ会社に入社する人から聞いたのが、同じ大学の1人が内定を辞退したという話でした。
どこから仕入れた情報だったのかは忘れましたが、同じ大学かつ50人程度いた同期の中心的存在だったので非常に驚きました。
内定を辞退となっていますが、実際は大学を卒業できなかったので入社できなかったということです。
私が通っていた大学は3月1日に卒業できるか発表されるのですが、情けないことに4年まで必修科目が残っていた私はかなりドキドキしながら大学の掲示板を見に行った記憶があります。卒業できてなかったら格好悪いので1人で確認しましたw
ちなみに卒業できなかったために内定を辞退した同期になるはずだった人は、翌年にちゃんと大学を卒業して1部上場の名の通った企業に就職していました。
もう1つ思い出すのが、病院でヘルプデスクをやっていたときのことです。
3月は4月から入職してくる職員がPCを使う際のIDを予め作成しておきます。使用開始日を4月1日に設定しておけば、3月中に使われることはありません。
医師や看護師を始めとして中規模の病院であってもそれなりの人数が4月から入職するので3月中に準備しておくのです。
特に看護師の人数は多くて、勤務先の病院では毎年4月に100人近くの新人看護師が入職してきました。
病院としては100人近くの看護学生に内定を出しているわけですが、言うまでもなく全員が入職できるとは限らないのです。
結論から言えば看護師試験に不合格の場合は入職できません。病院によっては資格のいらない看護助手として雇用する可能性はあるかもしれませんが。
看護師試験は合格率が高い試験ではありますが、ある意味恐ろしい試験とも言えます。その理由は試験の日程です。
2月中旬に試験を受けて合格発表が3月下旬だからです。今回の試験だと合格発表は3月25日です。
看護学生の就活事情は分かりませんが、夏とか秋に内定をもらっても3月25日に試験の不合格が判明すると1週間後に入職できずに就職浪人となるのです。
私が病院で勤務していた時も毎年のように試験に不合格だったために入職できない人がいました。
私はどうするかというと、試験結果が判明すると総務から連絡がくるので、かわいそうにと思いながら作成しておいたIDを削除します。
3月25日は病院や看護学生がドキドキする日です。今年も全国各地で悲喜こもごもありそうです。
余談ですが、私が入院していた時に担当してくれた看護師の1人は大学の看護学部を卒業していたので頭いいんだねって言ったら、さらっと「英語の三単現ができなかった」と言ってましたw
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