住信SBIネット銀—大幅反発、ドコモによる買収観測が思惑視される
住信SBIネット銀<7163>は大幅反発。NTTドコモによる買収観測が高まっているもよう。一部メディア報道では、メガバンク幹部のコメントとして、NTTドコモが同行の買収に動いていると伝えている。
ドコモによる住信SBIネット銀行の買収するのではという報道がありました。
大手通信会社はNTT以外は銀行を持っているのでNTTもというのは自然の流れでしょう。
自前で銀行を作るのは大変ですから買収ということですかね。
NTTはマネックス証券と資本提携しているので次は銀行ということでしょう。
NTTの株主という視点で考えれば証券会社との連携でサービス拡大により収益期待が高まるので悪くない話だと思います。
ただSBI証券と住信SBIネット銀行を利用している人にとってはよくない話になるかもしれません。
SBI証券との連携がなくなる懸念があるからです。
SBI証券と住信SBIネット銀行(ハイブリッド預金)を連携させることによりリアルタイム入出金を可能としています。
証券口座へのリアルタイム入金は多くの証券会社で対応していますが、証券口座から銀行口座へのリアルタイム出金はほとんど対応していないです。
ここで住信SBIネット銀行が買収されてSBIグループは困らないのかということになります。
SBIグループは銀行に関しては住信SBIネット銀行とSBI新生銀行の2行を保有していて、住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行との合弁であるので手放しても困ることがないのです。
困るのはSBIグループよりむしろ利用者ですね。
報道のとおりに住信SBIネット銀行がドコモに買収されたら既存のサービスはなくなるおそれがあります。
銀行としての使い勝手は変わらないと思いますが、SBI証券とのリアルタイム入出金には対応しなくなるでしょう。
SBI証券とのリアルタイム入出金を実現したい人はSBI新生銀行を使えば済みますし。
NTTとしてはマネックス証券の利用者を増やしたいのでマネックス証券とのリアルタイム入出金には対応してくるでしょう。
マネックス証券を利用している人にとっては使い勝手がよくなりますね。
よくよく考えてみると普通預金口座には当面の生活に困らない程度の預金はおいてあるし証券口座への入金は1年以上していないので、リアルタイム入出金に対応しなくなったとしても意外に困らないかもしれません。
スマホでATMを使える機能がなくなるとは思えないし住信SBIネット銀行の独自ポイントがdポイントに変わればいいかもしれません。
多くの住信SBIネット銀行とSBI証券の併用して利用している人たちがサービス改悪の心配をしています。
今後の動向を注視したいですね。
コメント
ドコモはdスマートバンクを持っていますがどうするんでしょうね。
今年の六月に新社長が「買収も含めて金融に力を入れていく」と言っていたので、仰る通りマネックス証券との結び付きを強めて行くと思います。
改悪すると他社や他行が追随する事があるので、口座を持っていない私でも気になります。
通行人さん
コメントありがとうございます。
dスマートバンクは三菱UFJの口座を間借りしている感じなので、住信SBIネット銀行を買収したらサービス終了かもしれません。
個人的にはKDDIがauじぶん銀行とローソン銀行をどうするのか少しだけ気になっています。
メイン証券をSBI証券から変える気はないので、ドコモの買収により住信SBIネット銀行のサービス内容が今度どうなるのか注視したいです。