夏休みで学校給食がなく食事に困る子どもたちに、食品を送る支援が全国に広がっている。困窮する家庭からは「水で空腹をしのいでいる」「1食抜いている」など悲痛な声があがる。夏休み明けに体重が減る子もおり、支援団体では寄付を呼びかけている。
消費者庁のサイトを見たところ、食品ロスについてのページがありました。
日本では、年間2,531万トン(※)の食品廃棄物等が出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は600万トン(※)。
上記は平成30年度のデータのようですが、600万トンもの食品ロスが発生しているとのことです。消費者は食べる分だけ購入する、生産者は過剰に生産しないなどが必要になってくると思います。それでも食品ロスが発生してしまうのなら、少しでも減らすことができるよう必要なところに行き渡るようにする必要があるでしょう。
さて本題に入りますが、報道だけを見聞きすると、コロナ禍により貧富の格差が以前と比べて広がっているような印象を受けます。そして貧困問題を扱った記事も増えています。
貧困問題を記事にすることにより、多くの人が貧困問題について考えるようになれば意味のある記事となるのですが、実際のところ貧困問題を扱う記事をよく読んでみると必ずどころがあります。
今回上記で取り上げている記事に関して言えば、こんな記述がありました。
手取りは月10万円ほど。児童手当などは子どもが大きくなった時に渡そうと貯金しているため、生活費を除くとほぼ手元には残らない。もし病気になったらと不安はあるが、保険に入る余裕はなく、テレビの画面に線が入っていても、まだ見られるため買い替えは控えてきた。
突っ込みたいのはアンダーラインを引いた3点でしょうか。
手取り10万円というのは、子供が障害児だから事務パートの仕事しかできないってことなのか?
児童手当などは子どもが大きくなった時に渡そうと貯金しているとあるが、貯金できる余裕があるのに食品を送ってもらうというのはおかしな話の気がする。
保険に入る余裕はなくとあるが、金があっても保険に入らない人なんていくらでもいます。ここでの保険とは医療保険のことでしょうけど、健康保険があるから医療保険なんて全くもって不要です。
貧困問題に関しての報道や記事を見て思うのは、番組や記事を作る人間が貧困問題に関しての理解度が低いのではということです。
なぜそう思うかというと、今回の記事もそうですがざっと読んだだけで複数箇所の突っ込みどころがあったからです。
ごく普通の感覚を持った人が記事を読めば、おかしな部分が複数あることが分かります。
おかしいなと思っていて修正しないのなら、そんな人が記事を書く資格はないですね。
個人的には貧困問題を記事にするなら、記事中でこうすればいいといったことも書いてくれるといいかなと。
例えば「(医療)保険に入る余裕はない」とありますが、健康保険に加入しているなら(医療)保険は不要です、みたいに。
ググると出てきますが、過去にはこんなのが貧困問題で報道されました。突っ込みどころ満載です。
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