45歳定年制導入であんたもクビよ(2021.09.11)
45歳定年制導入の件はちょっとした騒ぎになったようで、発言したサントリーの新浪氏は釈明に追われたようです。
「首切りではない」 45歳定年制でサントリーHDの新浪社長釈明
新浪氏は「45歳は(人生の)節目」とした上で、「スタートアップ(への転職)とか、社会がいろいろな選択肢を提供できる仕組みが必要だ。場合によっては出戻りがあってもいい」と説明した。
何を言いたいのかよく分かりませんが、見苦しいいいわけですね。自称プロ経営者は会社に利益をもたらせばいいので、人件費削減をすれば商品を売るより簡単に利益を出すことができるよね。そんなところから考えた45歳定年制導入なのでしょう。
45歳定年制導入は極端な例としても45歳ってリストラの対象になる年齢(今はもっと若いかも)なので、もしリストラにあったときのことを考えておく事自体は必要なことと思います。
資産が積み上がっているならリタイアもありでしょうけど、45歳でリタイアできる資産を作るのは相当大変なことであるのは45歳の自分を見ればすぐに分かります。
多くの人が45歳で定年を迎えてから非正規雇用で仕事をすることになるのでしょうが、部下を引っ張ってバリバリ仕事をしていた人が年下の社員に使われることになります。
45歳で年下の社員に使われるのが嫌という人は多いでしょうね。私は何度も転職をしているので全く気になりませんが、年下の社員の方が仕事がやりにくいと感じているかもとは思います。
ですから45歳で新たな仕事に就く場合には年齢層の高い職場で働くのがよさそう。
年齢層の高い職場といって出てくるのが警備が浮かんできます。45歳だと年齢的にちょっと早いかも。私が以前いた職場の警備は50代後半~メインで若い人もいたけど長続きしていませんでした。棒振りみたいな屋外での警備よりは工場の守衛やビルの警備の方が体の負担は少ないですね。ただ賃金は最賃レベルです。
個人的にはビルメンなんかいいと思いますよ。高校新卒で入社する人もいますが、40代以降に中途入社する人も多くいます。とりあえずは電気工事士を持っていればOKです。最初は年下の社員にバカにされるかもしれませんが高校新卒で入社するような連中は簡単な資格しか取れないので、2年頑張ってビル管を取得してしまえばバカにされなくなりますよ。私は系列ビルメン会社に在籍していたことがありますが、40人くらいいた現場で高校新卒で入社したビルメンでビル管を持っていった人は片手程度しかいませんでした。電験3種を持っている人はいましたが、電気科を卒業していて認定で取得したものです。彼らはビルメン基本4資格である電気工事士・乙4危険物・ボイラー2級・冷凍3種を取得するのが精一杯なレベルですから。あっ当然ですが高校新卒でも優秀なビルメンはいます。
資格云々書きましたが個人的にはビルメンで入社した会社で定年まで働くのなら、最低限度の資格さえあれば問題ないと思います。上司に多少の小言はいわれるでしょうけど。ビルメン業界内で転職をするなら資格は必須です。資格くらいしか面接でアピールできませんから。
45歳定年制は国の方針とは真逆なので現実的ではないですが、ある程度の年齢になったらもしものことを考えておく必要はありそうです。
コメント