『日本子育て支援大賞』というとイメージがいい。
普通にいただけるなら、ありがたく思う。
しかし、お金で賞を買うとなると、話は違う。
実は今年の3月に主催者から『大賞』に推薦したいと明石市に連絡があったが、お断りをした。大賞受賞の条件として、“金銭を要求されたからだ。大人の世界だ・・・ pic.twitter.com/VnLpOMPK5t— 明石市長 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) August 15, 2022
明石市の泉市長は日本子育て支援協会が実施している『日本子育て支援大賞』の大賞受賞条件が「金銭」であることをツイートしています。
受賞の条件として「ロゴ使用料70万円」と「トロフィー代10万円」が必要と言われたので、ロゴは使わないし、トロフィーもいらないので、賞だけというわけにはいかないのかと、主催者に直接問合せをしたが、他の自治体には払ってもらっているので、とのことだった。
関係者の皆さん、見直しの検討を! https://t.co/RetMt5mMX5 pic.twitter.com/bl9MDnhBKl— 明石市長 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) August 15, 2022
この賞を受賞するのに80万円必要ということです。
自治体が受賞するにあたり80万円を支払えばその原資は税金になるので、簡単に受賞を受けるのはどうなのってことになります。
あと問題になってきそうなのが日本子育て支援協会に民間企業であるミキハウスが関わっていることでしょうか。
『日本子育て支援大賞』の事務局は、「一般社団法人日本子育て支援協会」から委託を受けている「ミキハウス子育て総研」という民間企業。
本年度の受賞商品のひとつは、「ミキハウスのベビーシューズ」。
これって、どう理解すればいいのだろう・・・
マスコミの皆さん、よくお調べになった方が・・・ https://t.co/IcwVrQlnMt pic.twitter.com/HW4hOimAOs— 明石市長 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) August 15, 2022
マスコミにとってミキハウスは有力スポンサーだろうから、表立って批判をすることはできないでしょう。
金払って賞を買うというのは日本人が大好きなモンドセレクションみたいだねw
なお日本子育て支援大賞を受賞した自治体は、茨城県境町、岡山県奈義町、東京都八王子市>、大阪府枚方市の4自治体です。下記リンク先の下の方にあります。
第3回日本子育て支援大賞の表彰式にて全33商品の受賞商品を発表!
この4自治体のうち、八王子市は金銭の支出はないと発表しています。
都内初「日本子育て支援大賞2022」を受賞(令和4年7月21日)
なお、受賞に際し、ロゴ使用料やトロフィー購入の案内がありましたが、購入はしておりません。
茨城県境町はトロフィーの購入をしています。10万円の支出です。
第3回日本子育て支援大賞受賞について
トロフィーについては、購入される他自治体もあるということでしたので、トロフィー代として費用を支払いました。
岡山県奈義町と大阪府枚方市は不明です。
八王子市は先手を打って金銭の支出なしと発表していて、境町は日付からして町民から問い合わせがあったからwebで回答しています。どちらの自治体に優秀な職員がいるのかは一目瞭然です。
結局のところは泉市長のツイートの信頼性はどうなのかな?
コメント
子育て、環境、人権、平和あたりは完全にその逆の勢力に利用されてしまった地雷ワードになってしまったな。
えおこさん
子育て、環境、人権、平和みたいな言葉は、人を騙すにはもってこいなワードですね。
いいイメージを生み出すけど、粗探しをすると金の匂いがするみたいな。