多機能トイレの問題は良心に任せるしかないのか

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多機能トイレ、利用マナーに問題 「必要ない人」が利用 ただ見た目で分からない場合も

バリアフリーの進展とともに、駅や公共施設などで多機能トイレが整備されてきましたが、国や自治体がここ数年、その利用マナーを訴えています。多機能トイレが混雑し、その機能を真に必要とする人が、必要なときに利用できない実態があるというのです。

多機能トイレは、車いすの方でも使えるように広めの空間に、通常のトイレはもちろんですが、赤ちゃんのオムツを交換するための折り畳みのベッドだったり、場合によってはオストメイト対応のトイレが設置されています。

今問題になっているのが、健常者が使っているために障がい者が使いたいときに使えないことです。

私が目にしたケースだと、女子高生が制服から私服に着替えるために使ったり、高校生と思しきカップルが多機能トイレから出てきたこともありました。何をやっているのだかw

カップルの件は置いておいて、着替えに使うのは確かに都合がいいです。折り畳みのベッドに荷物を置くことができるので。着替えだったら健常者用のトイレでも狭いけどできると思いますが。

多機能トイレにおける健常者の利用とともに問題になるのが、一見すると健常者に見えて実は多機能トイレを必要とする人がいるということです。勘違いをした正義のミカタが、多機能トイレを設置している施設などにクレームをいう訳です。

私は4ヶ月弱の間、潰瘍性大腸炎で大腸を全摘した際に人工肛門でした。へその横あたりに人工肛門を作り便を溜めておく袋(以後、パウチ)をつけます。便がある程度溜まったらパウチから便を排出します。

パウチから便を排出する時にオストメイト対応のトイレだと、立ったまま便を排出することができるので体への負担を減らすことができます。

通常のトイレでも便の排出は可能ですが、便座に腰掛けると体をかがませる必要があるし、立ったまま便を排出しようとすると、跳ね返りがあるので不衛生です。自宅で排便の際には、椅子を置き便器に向かい合う形にしてパウチから便を捨てていました。

さらに便の排出だけではなく、ストマからの漏便のためにパウチの交換をすることもあります。その際も多機能トイレを利用することがあります。

今は人工肛門でないので、多機能トイレの利用をすることはなくなりました。今私が言えることは、見た目だけで健常者と判断し正義を振りかざす愚かな行為はやめてもらいたいです。

余談ですが、私が潰瘍性大腸炎になってから今に至るまでお世話になっている病院ですが、外来にはオストメイト対応の多機能トイレが設置されているのに、病棟にはオストメイト対応の多機能トイレが設置されていないのはどうにかしてほしいです。すべての病棟にとは言いませんが、消化器外科くらいにはオストメイト対応のトイレがあってもいいと思います。

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