Bリーグ人気がまだまだと感じる瞬間(2)(2022.03.19)
上記記事は2020-2021シーズンについて書きましたが、今回は2021-2022シーズンのBリーグのB1チームの決算を眺めてみました。
過去の決算も含めこちらを参照してください。
データがPDFだったので、Excelに打ち込んでチームごとの順位などを確認しましたw
まずは人気のバロメーターと言える入場料収入を見ていきます。上位3チームと下位3チームは以下の通りです。
上位・・・1位 琉球 2位 大阪 3位 千葉J
下位・・・22位 三遠 21位 京都 20位 新潟
1位の琉球は7.8億円で2位に2億円以上の差をつけてのダントツ1位です。三遠は0.78億円だったので、琉球の10分の1です。ちなみに宇都宮は4位でA東京が19位でした。
次にこれも人気のバロメーターである物販収入を見ていきます。上位3チームと下位3チームは以下の通りです。
上位・・・1位 琉球 2位 宇都宮 3位 川崎
下位・・・22位 茨城 21位 A東京 20位 京都
4位の千葉までが物販収入1億円以上でした。琉球の物販収入が2.1億円で茨城の物販収入が0.064億円だったので、物販収入の差は30倍以上です。茨城はB1初年度だったので仕方がない面もあります。今後に期待です。A東京の21位に一瞬目を疑いましたが、間違っていませんでした。
人気面で見ると琉球の人気がダントツであとは千葉や宇都宮や大阪などが人気チームということになります。
A東京の人気のなさが気になるところです。ただ今季からホームが立川立飛から代々木第一体育館に変わっているので入場料や物販の収入は増えることでしょう。
次に人件費について見ていきます。トップチーム人件費の上位3チームと下位3チームは以下の通りです。
上位・・・1位 A東京 2位 千葉J 3位 広島
下位・・・22位 滋賀 21位 信州 20位 横浜BC
親会社を持つチームが上位を占めました。A東京はトヨタ、千葉JはMIXI、広島は英会話のNOVAです。4位の島根(バンダイナムコ)までが親会社を持ち、親会社を持たない最上位は5位宇都宮となります。
チームに登録できる選手は13名までなので、トップチーム人件費を13で割ると、1人あたりの平均年俸を概算で算出することができます。
1位の東京が8,309万円で22位の滋賀が1,910万円なので、平均年俸の差は4倍以上になります。上位3チームが平均年俸が5,000万円以上で下位2チームは2,000万円以下です。
年俸の低いチームの有力な選手は年俸の高いチームに行くので、年俸の低いチームは低迷が続くといえるでしょう。
親会社を持つことに関しては賛否がありますが、親会社を持つことにより戦力アップにつながるし練習環境も向上します。新アリーナを造ることに関しても動きが出やすいでしょう。
宇都宮が人気チームでありながら新アリーナに関して動きがないのは、親会社を持たないためというのがあると思っています。
宇都宮に関してはチーム状態が良好とは言えませんが、新外国人獲得や特別指定選手の登録など明るいニュースもあります。年内の残りの試合をすべて勝って2022年を終わらせて欲しいです。
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