個人的に読んでいるブログで取り上げていたのですが、ちょっとひどいなぁと思った資産運用に関する記事がありました。
この記事は4月1日に掲載されたものだったのでエイプリルフールの冗談かと思ったほどでしたw
ITがあまり得意でなく、年1~2回程度の取引(売買)しか考えていないシニア世代の初心者は対面証券を利用するのが良いと思う。
ITスキルがなく取引回数が少ないシニアの初心者が株取引をする際にネット証券と対面証券を比較して対面証券を推す記事です。
この記事には突っ込みどころが多くありますのでいくつか取り上げてみます。
・個人投資家は、専門家と相談し、議論を重ねながら、投資の経験を積んでいくのが良いと思っている。対面証券の営業担当者は格好の相談相手となる。
→対面証券の営業担当者は客の損得ではなく自社の利益になるような商品を売りつけます。
・対面証券では折に触れてIPO(新規公開株)投資の有益な情報を得ることができる。
→本当に儲かるIPOの情報は証券会社に多額のお布施をする人にしか得られません。
何歳以上をシニアと定義するのか知りませんが年金をもらい始める65歳をシニアとすると、30代半ばくらいからITが普及し始めていて40代になる頃には多くの人が仕事でPCを使っているので、ITスキルがないというのは年齢というよりは職場環境が影響するものでしょう。
ITスキルがない=シニア世代と考えること自体が思考のアップデートがされていないことを意味するものです。
元「週刊東洋経済」編集長でジャーナリストを名乗って書いた記事にしてはありえないですよね。
まぁエイプリルフールだから書いた記事だとすれば上出来ではありますw
私は経済誌やマネー誌は時間の無駄だと感じていることもあり読まないので、この手の記事に目を通すことができたのは貴重な体験だと言えるのかもしれません。
ちなみに同じ記事がヤフーにもありましたがコメントが批判ばかりで笑えました。
コメント