先日のブログで、1回目の手術を行い人工肛門(以下ストマ)を造設したという記事を書きました。
潰瘍性大腸炎と私(手術第1期)(5/16)
大腸がんを始めとした大腸の疾患で大腸を摘出した人が、ストマを造設します。ストマに関していい記事がありましたので紹介します。
「人工肛門」について知ってほしいこと。100万回再生された動画をつくった思い
むちゃ頑張って描いたから見てほしい。
友達の旦那が大腸ガンになり、ストーマを建てたと聞いた時から、描きたかったやつ、やっとかけた。アニメーション超疲れた…。600枚描いたの見てちょ…。#オストメイトマーク #アニメーション pic.twitter.com/LSffZPvTrA— あすかわい (@88achi_8) 2019年5月13日
ストマを覆うようにパウチを貼り付けて便をパウチに溜めていきます。ストマは便を意図して輩出することはできず、無意識に排出されます。ですからパウチを交換するのにはがした状態でストマに覆うものがない状況でも、便が排出されることがあります。しかも便が出てくる口は狭いので、便がピューピュー噴水のように噴き出して焦ったこともありました。今となれば懐かしいですが。
さて本題に入ります。
ストマは服に隠れているので一見すると見えません。そのため永久ストマの人は障がい者ということになりますが、パッと見て障がい者であるのかは分かりません。健康を絵に描いたように見えるような人でも、服に隠れてストマだったりします。
ところで、パウチに便が溜まると当然捨てなければなりません。普通に大便器に捨てる人もいるけど、これが結構難しいです。経ったままパウチの口を開けて大便器に流すと、跳ね返りがあって服を汚してしまいます。便座に腰かけて便を捨てようとすると、説明しづらいですが便を捨てにくかった記憶があります。私の場合、自宅では下記のように大便器の前に椅子を置き、椅子に座って便を捨てていました。
ですからパウチに溜まった便を捨てるには多目的トイレに設置されることが多い、オストメイト用の便器が便利なのです。
この便器だと立ったままパウチに溜まった便を捨てることができます。
前述しましたが、ストマは服に隠れているので一見するとわかりません。そのためパウチに溜まった便を捨てるために、多目的トイレに入ろうとすると怪訝な目で見られることがあります。障がい者じゃないのに多目的トイレを使うなということでしょう。
障がい者であることを分かるような目印を付ければと考える人もいるかもしれません。目印を付けなければ障がい者と分かってもらえない社会も、ある意味悲しい気がします。
余談ですが、一時ストマだった時に、自宅でパウチに溜まった便を捨てる時の不便さを感じて、自宅のトイレにオストメイト対応流しをつけることを検討したことがありました。Amazonで見たら流しが6万円弱だったので、適当ですが20万円もあれば設置できたのかな?
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