ビルメン会社は大きく分けて2種類あり、独立系と系列系と呼ばれたりしています。
趣味が転職の私は独立系と系列系の両方のビルメン会社で仕事をしていたことがあるので、その違いなんかを独断と偏見で書き殴りたいと思います。
あくまで私が実際にいた現場や見聞きした情報を元にして書いていることをご理解ください。ですから実際とは違うと思います。
最初は独立系と系列系を一緒に書きましたが、長くなってしまったので、独立系と系列系を別にしました。
今日は独立系についてです。
独立系とはその名の通り親会社などがないようなビルメン会社のことです。
上場している会社でいうと、日本管財が有名ですね。日本管財は株主優待銘柄でも知られています。
独立系の特徴としては、
・とにかく給料が安い。退職金を低く抑えるために基本給を低く設定し、資格手当などでごまかしている。上場企業でありながら、高卒1年目の冬のボーナスが数万円なんてクズ企業も存在します。独身が多くて結婚していても子供がいない人も多いです。独立系にいたときの現場の責任者は4名とも子なしの既婚者でした。
・現場の人間はほとんどが中途採用。
・仕事ができる人とできない人の両極端が存在する。中間レベルのスキルの人間は少ない印象。私が以前にいた現場では、取得が難しいとされている電験2種を試験で取得した人が複数人いましたし、現場の半数以上がビル管を取得していました。
・系列系より資格取得に精を出す人間が多かったです。独立系で2年我慢してビル管取得して系列系への就職を狙っている人はいました。
・癖のある人が多い。独立系は入社のハードルが劇的に低いので、とにかく変な人が多いw面白い人も多かったです。
・作業着がお古だったり作業靴の支給がなかったりする。私が知っている独立系2社は両社とも作業靴の支給なし。自費で作業靴を買う人もいればスニーカーで仕事をする人もいました。ちなみに私は10年近く使われ続けた作業服を支給されたこともありますw
・自社物件がなく入札等で取った物件を管理することが多いので、入札に負けて物件を失うと通勤圏内に物件がない場合は仕事を辞めることになる可能性がある。
独立系ビルメン会社においてやってはいけないこと、それは新卒で入社することです。中途採用でも余裕で入社可能なので、独立系ビルメン会社に新卒カードを使うのはもったいないです。
それでもいるんですよね。新卒で独立系ビルメン会社に入社してしまう学生が・・・
私の知り合いにもいました。
私の知り合いは駅弁大学にいたときの就活で、独立系ビルメン会社と上場企業の2社の内定をもらいました。そして何をとち狂ったのか分かりませんが、独立系ビルメン会社に入社してしまったのです。
四季報を見たところ内定をもらった上場企業は40歳で年収650万円くらいもらえるようでした。
独立系ビルメン会社では40歳でまず年収650万円ということはないと思われます。
その知り合いはビルメン会社にはもったいないくらい仕事ができる人間です。
未だ謎なんですよね。彼がなぜ上場企業ではなく独立系ビルメン会社に入社したのかが。
最後に独立系ビルメン会社で勤務経験がある者としては、日本管財は株主優待なんて廃止して従業員数の待遇を改善して欲しいですね。
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